沖縄から他県まで、海を越えて【遺骨】を送ることはできるのか。
突然ですが、私の地元は沖縄です。
人生の半分以上を沖縄以外で過ごし、今後も沖縄に帰る気がさらさらない私ですが。(飛行機乗れないし、実家もない)
ただ、母は沖縄で育ち沖縄で死んでいったので、遺骨を沖縄の霊園に一時預かって貰っていました。
と言ってもあくまで一時預かりなので、期限があり、何年か過ぎると『引き取り』か『永代供養』のどちらかを選択しなければなりません。
個人的な話は、詳しくは別記事で。
何はともあれ、急遽沖縄から九州の自宅まで、【遺骨】を郵送して貰うことになりました。
非常にデリケートな問題
遺骨の取り扱いに関しては、宗教上の理由から思想の問題、例えば遺族の「こうしたい」と親族の「こうしたい」が不一致であったり、法律が絡んだり、本当に様々な意味でデリケートな問題となります。
そんなデリケートな問題の中心となる【遺骨】。もし運送会社の不手際による『紛失』などが起こってしまったら、お金で解決できる問題ではなくなる可能性が高いでしょう。
佐川急便やクロネコヤマトはNG!
そもそも今のタイミングで大切な遺骨を佐川急便に預ける人はいないのかもしれないが
佐川急便やクロネコヤマトを日常の宅配業者として利用している方は沢山いるはず。
じゃあ、いつもお願いしてるから遺骨もお願い、という風に話が進むかというと、そんなに簡単な話ではなく。
どうやら佐川急便とクロネコヤマトに関しては、遺骨の取り扱い(配送)を認めていないそうです。
理由としては、やはり「紛失した場合に対応できない」とのこと。
解決できないもんね……。
ゆうパックはOK!
佐川急便やクロネコヤマトが拒否する一方、日本郵政の『ゆうパック』なら引き受けてくれるという。
「運送に適した状態であれば拒絶はしない」という話もあり、霊園からは「郵便局に遺骨をもっていけば、郵便局の職員が梱包してくれます」というありがたい情報まで頂けた。情報の真偽は、実際に確認してみないとわからないことではあるが。(後日追記:できませんでした。しかし遺骨だけを持ち込んでもスムーズに梱包を終えることができたので、詳細は【遺骨】を郵送して貰うまでの流れ。 - うっかり死なないようにするだけ。で)
それにしても日本郵政のコメントからは「紛失した場合などない!」とでも言わんばかりの男気が伝わってくる気がするし、「郵便局の職員が梱包」が本当ならば母性すら感じる(包み込むという意味で)。
梱包に関しては事故防止のための必要な処置だろうけれど。それでも日本郵政を賞賛したい気持ちに変わりはない。もし日本郵政までもが遺骨の配達を拒否した場合、おそらく専門の業者がバカ高い料金で配達し始めると思われる。郵便局にでかでか張り出されている【バカまじめ】は伊達じゃないのかもしれない。
※実際に郵便局へ持ち込んだ話↓