【遺骨】を郵送して貰うまでの流れ。
昨日、沖縄にいる妻から、母の遺骨を郵送して貰いました。
前回の記事に書いてあるとおり、佐川急便やクロネコヤマトはNGなので、ご注意ください。日本郵政(郵便局)の『ゆうパック』のみ、送ることができます。
「郵便局で梱包してくれる」は本当か
実際に、郵便局に遺骨を持ち込んで確認したところ
「梱包作業自体はお客様でお願いします」とのこと。んー、残念!
ダンボールは郵便局で適正なサイズの物を買えるとして、しかし緩衝材などの梱包資材がない。
一度そういう資材を売っているホームセンターに寄らねばならないかと、引き返しかけた時。
「梱包に使う物は、全てお渡しできますよ」
という、とても有り難いお話を頂けました。
緩衝材とか全部無料で貰えちゃうとは。
さすが民営化してからサービスが良くなったと言われる郵便局。
緩衝材って買うと余るんだよね……。
梱包作業はしてくれないけれど、無料で緩衝材が貰えるし、丁寧なアドバイスもしてくれた。
遺骨という物凄く大切なものを梱包するのは、多分誰だって怖い。
例えば左右と上は緩衝材で埋めていたけど、下(底)だけ緩衝材が入ってなくて割れてしまったとか、そういうミスはあり得る。一般人は梱包に関してプロ並の知識があるわけではない。
郵便局側の姿勢をまとめると、「梱包の責任は負えないけれど、間違いがないようにアドバイスはできますよ。梱包資材も、適切なものを無料でお渡し致します」ということ。
結局の所、【遺骨】に関して『郵便局は凄い』としか言い様がない。
もうここまで書いたら私は郵便局の回し者なんじゃないかと。
でも実際、遺骨の配送を請け負ってくれるのは郵便局しかないわけで、その上梱包についても丁寧なアドバイスを頂けて、ダンボール以外は全て無料だというのだから、もう手放しに賞賛するしかないでしょう。
遺骨は別途追加料金がかかります とかじゃないんですよ。
空輸もできた。
郵便局で荷物を送る際に意外と多い問題は、「この荷物は空輸できません」と言われてしまい船便となって、到着まで時間がかかる。という少々残念な話。
仕方ないんですけれどね。
リチウム電池を含む製品や、アルコール度数の高いお酒などが当てはまります。
これらは空輸に当たって危険だから『爆発物』として禁止になっているわけで、当然ながら遺骨が引火・爆発する可能性はありませんから、空輸はできます。
日付指定、時間指定もできる。
ここまでくると急に荷物感が増してくる話ですが。
遺骨だろうが何だろうが郵便局は『ゆうパック』を配送することになりますから、『ゆうパック』で使えるサービスは基本的に全て使えるそうです。
しかし、考え方は人それぞれ。
ここまでの流れでお気づきかもしれませんが、どうしても遺骨を普通の荷物と一緒にされるのは嫌だという人は、別の手段を探しましょう。
私は無宗教ですが、女手一つで私を育ててくれた母の遺骨ともなればやはり話は別で、感情が思いっきり入ります。
多分届いたら泣くと思います。
それぐらい感情が入るものを、他の普通の荷物と同じように配送されることに違和を感じないと言えば嘘になります。
普通に配送してくれる事への感謝と同時に、割り切れない何かはあります。