うっかり死なないようにするだけ。

夫(私)が鬱でアスペルガーでADHD。妻は躁鬱。でも何とかなってるような気がしなくもない日々。

大人の発達障害者が丸一年以上スタンディングデスクを使ったみた結果。

こんな記事を見かけて

 

www.asahi.com

 

アイリスオーヤマは話題に事欠かないですね。

 

実は私も去年の3月頃からずっとスタンディングデスクを使用しています。

 

主な目的は発達障害特有である『過集中』の防止。

 

ADHDの児童に有効という話を知ってはいましたが、今でこそADHDの診断を受けているものの当時はアスペルガーだけの診断でした。

 

なので過集中という何時間も時間を忘れて没頭してしまう症状をどうにかするために、

 

(゚Д゚)「足が疲れたらさすがに休むんじゃね」

 

という非常に安易な発想だけで、スタンディングデスクに取り組み始めました。

 

 

当時の私の状況はというと、仕事は主に在宅でパソコンを使ったデザインをしていて、一番気の晴れる趣味が物書きということで、鬱で寝たきり状態じゃなければ大概パソコンの前に鎮座です。

 

しかし腰椎椎間板ヘルニア持ちであり、鬱になる前からデスクワーク中心の生活だったので(むしろ今よりずっと酷かった)、座りすぎによる身体的ダメージは溜まる一方。

 

一応、オカムラコンテッサという割と有名で高価なオフィスチェアを十年程使用していますが、何かもうイスでどうにかできるレベルじゃないぐらい腰が痛い。

 

スタンディングデスク自体は4千円で作れた。

縦横60cm正方形、高さ55cmのローテーブルを二段に重ねて、横に二つ並べています。

つまり高さ110cm、奥行き60cm、幅120cmです。

 

スタンディングデスクの最適な高さは身長により異なりますが、下記のサイトで身長を入力することで最適な高さを知ることができます。

 

www.bauhutte.jp

 

私の場合はこんな感じ。

 

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なので、110cmのスタンディングデスクは若干高めだけど理想に近い。

特に物書きをするには適しています。 

 

机はリサイクルショップで組み立て前の新品を購入しました。

リサイクルショップを巡るのが割と好きで、そういう所に行くと結構こういう『作ったけど売れなかった』的な商品が組み立てられることもなく捨て値で売られていたりします。一々組み立てると場所取っちゃいますから。

 

私が購入したのは税込み1000円×4個だったので、丁度4千円です。

 

椅子は当然いらないので、前のデスク(3万円程度のデスクに10万円を超えるコンテッサ)に比べると破格としか言いようがありません。

 

実験的な取り組みのつもりだったので元々それほど高いデスクを買う気はなかったというか、当初は家にあるもの――デスクとカラーボックスとかを組み合わせて――で終わらせるつもりだったのです。

しかし実際にそういう環境でやり始めると、スタンディングデスクにおける環境がどれほど重要かを嫌でも理解させられました。

高さは高すぎたり低すぎたり中々合わないし、カラーボックスは軽いから少し体重がかかるだけでズレてしまう。

その上、微妙な凹凸と薄いプリント、腕に痛い90度の角、等。地味にストレスです。

 

スタンディングデスクにおいてデスクの高さや安定感はとても重要な要素であるため、4千円で理想に近い環境が整えられたことはかなり運が良かったと思います。

 

 

使用開始~一週間、腰痛から解放されるも足が棒。

不思議なぐらい腰痛から解放される一方、当然のように足には疲労が。

そりゃずーっと立ってるわけですからね……。

ただ、

(゚Д゚)「足が疲れたらさすがに休むんじゃね」

という発想で始めたのだから想定の範囲内

 

しかし過集中に関しては大して変わらず、

(´д`)「足が疲れてることも忘れて集中してます」

の状態に……。

 

 

一ヶ月後

 

大分慣れが出て、立ちっぱなしにも慣れ始めます。

気のせいかもしれませんが脳の回転が速くなり、仕事の効率が良くなりました。

永遠に治らないんじゃないかとさえ思っていた腰痛から解放されヒャッホイの状態。

足の疲れがある以上、過集中そのものは防げなくても切れ間?には必ずデスク前から離れて休憩を取るため、過集中の連続発生防止には効果があります。

 

 

三ヶ月後

 

この頃になると足の筋肉が変化してきます。走ったりスクワットしたりで付くのとは違う筋肉が付いて、ふくらはぎが一回り太くなります。

しかし立ちっぱなしが疲れなくなるかというと決してそういうわけじゃなく、疲れるものは疲れます。過集中じゃなくても立っていられる時間が長くなるだけです。

 

ただこの疲れが入眠に良い影響を与えているのか、精神的に病んでいても身体的に疲れているから寝られる、という日が増えます。

身体的には腰の痛みの代わりに足の疲労という問題を抱えますが、メンタル的には依存性も低くなり過集中の連続を防止し夜は眠くなり……と、良いことだらけです。

 

 

半年後

 

完全にスタンディングデスクに慣れ、一生このままで良い、とか思い始めます。

 

 

一年後

 

ある日突然、腰椎椎間板ヘルニアが再発。

それも足の痺れが普段とは違う場所で、同時に襲ってきた久しぶりの腰痛も以前より少し位置が高く、これは座りっぱなしの腰痛とは少し違うと判断。

痛み方から症状を調べてみると(恐らく)今までの椎間板より二つ程上の椎間板でヘルニアを起こした可能性が高い。

表現するとこんな感じ。

 

椎間板 ←新たなヘルニアの箇所

椎間板

椎間板 ←以前のヘルニア

 

以前のヘルニアで行ったMRI検査でも、上2箇所もほぼヘルニアって言われてましたので、間違いはなさそう。

 

こうなるともう立ってもヘルニア、座ってもヘルニア、というどうして良いかわからない状態に。

 

しかし一年前は新しいヘルニアに関しては症状がなかったはずなので、考えられるのはスタンディングデスクを使用し始めてからの悪化しかありません。

悪化したからには何かしら理由がある筈なので調べてみると、確かにスタンディングデスクで腰を悪くした人はいます。

その人達と私に共通する要素は

 

反り腰。

 

 

反り腰とは

 

腰が前に突き出ていて、堅い場所で仰向けに寝ると腰がアーチ状になり下に掌が入るような状態です。

私の場合はこれがかなり酷く、整形外科でも指摘されていました。

 

 

辿り着いたのは、反り腰を治すストレッチをしながらのスタンディングデスク。

 

悪いところがあり手術以外で治るなら治すしかありません。

反り腰はストレッチで治す、もしくは改善することができます。

 

一週間程コルセットを使用し、寝るのは腰が沈み込むマットレスじゃなくて堅いカーペットの上。更にできる限り安静にしながら軽いストレッチを続ける――これだけでヘルニア症状は消えました。(症状が消えてからはコルセットを外し、普通にマットレスで寝ています。続けているのはストレッチだけです)

 

しかし気を抜くと反り腰になってしまうため意識的に今までと違う姿勢で立たなくてはならないため、精神的に疲れます。

それでも完全に改善できたら姿勢も良くなり一石二鳥なので、今はそこを目指しています。

 

 

座りたい?

 

上述の腰椎椎間板ヘルニアの一件では本気で座る生活に戻ろうかとも考えたのですが、一年もスタンディングデスクを使い続けていると逆に座る意味がわからないという状態になりました。

まずイスが邪魔。

座るの面倒くさい。

座ってると脳の回転が鈍い気がする。

 

(´д`) ……人間はここまで変わるのか。

 

一年間続けて得たものは、自分の変化でした。

私はスタンディングデスクが性に合っているようです。

 

今ではADHDの診断も受けてますし、多分スタンディングデスクに適合する要素が元々あったんだと思います。間違いなく作業に取り組む効率は、上がっています。

 

イスに座らないことで、行動力が少し上がりました。

また、鬱の治療の一環としても、寝ながらスマホを弄ったり座ってパソコンに向かってるよりはずっと良いと思います。主観ですが。

 

今後一生続けるかまでは解りませんが、少なくとも現時点では椅子に座って何かしようとは全く思いません。

 

 

痩せる?

 

個人的には都市伝説と言いたいレベルで、体重にも体脂肪率にも一切関係ありませんでした。

少し期待していたのですが……。

そもそもただ立っているだけで消費できるカロリーってそんなに大きくないんですよね。

それでも多少消費カロリーは増えると思いますが、あくまで多少、です。

スタンディングデスクで痩せようとするよりは一日五分でも筋トレをした方が遙かに痩せると思うので、痩せる目的で取り組むものではないと思います。