mohumohux

病気や子育てについて書くつもりが、趣味の話が増えてしまった雑多ブログ。

一本歯下駄GETTAを"親子で"使ってみた(1)

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前回の開封編に続いて、使ってみた編です。

 

 

 

購入した目的

大人用:正しい走り・歩きを身に付けたい

私は運動神経があまりよくありません。球技はそれなりにできるけれど、走る・飛ぶといった基本動作が苦手で、根っからの鈍足。学年で下から三番以内に固定され続け、50m走で10秒切ったのが高校になってからという筋金入り。

一方でマラソンでは小学四年時に四~六年生を集めた地区大会で表彰台に上がるぐらいに速く、どう見てもマラソンのラストスパートのほうが50m走よりも速いと指摘されて3kmマラソンのラスト50mを全力で走ったところ8秒台でした。

お恥ずかしながら未だに正しい走り方や歩き方というものが理解できていません。

特に意識してしまうと余計に身体がバラバラに動いてしまう感じでぎこちなくなってしまいます。(球技は意識が違うところへいくので無意識に走れているようです。野球のベースランや盗塁は得意でした)

そろそろ息子に短距離走で負けそうです。長距離も大人になって普段から走ってないと全然走れないので、親の面目を保つためには何かしら変わらないとヤバいです。

 

子供用:「疲れにくくて速い走り方」を身に付けさせたい。

そして息子(小学校二年生)ですが、短距離はリレーのクラス代表に選ばれるか選ばれないかという程度に速く、マラソンでも上位にいて、脚力はあるほうです。

しかし走り方がおかしく、幼稚園児のような全力のドタバタ走りです。

なんでこの走り方で速いのか不思議ですが、マラソンになると誰よりも疲れて必死の形相でフィニッシュするため、短距離はともかくとして長距離になると効率の悪さが目立っています。

学年が上がればマラソンの距離は伸びます。このままだと来年度は順位が下がるでしょう。

 

効率の悪い走り方はサッカーやバスケットでも不利

この効率の悪さはサッカーやバスケットなどスタミナが要求される競技では非常に不利に働きます。所属するサッカーチームで15分間の試合中相手にプレッシャーをかけ続けて攻撃時にも前へ抜けようとすると「ずっと動き回る」という状態になるのですが、どうしても途中で足が止まる傾向にあります。

小学校低学年では確固たるポジションが存在せずコートも狭いため、運動量としてはバスケットに近いです。

息子はドリブルが上手くなく運動量で勝負している状態なので、少しでも省エネで速い走り方を身に付けたほうが有利に働きます。

 

立ってみた

とりあえず履いて立ってみました。案外「立つこと」自体は簡単でしたが、そのまま維持しようとするとかなり苦しいです。というか私は無理でした。

一方で息子はというと……普通に立っています。私よりずっと維持しています。

これは大人と子供の差なのか、それとも鈍足と俊足の差なのか。

前日にバッティングセンターで一番速い球を左右両打ちで打ってみせて、全力のドヤァをしていたのに、面目丸つぶれです(笑)

 

歩いてみた

不思議なことに、立つよりも歩くほうが簡単です。私はちょっとふらつき恐る恐るという感じですが、息子は余裕です。

しかし時間経過と共に慣れが出てきたのか、私も5分と経たずにほとんど意識せずに歩けるようになりました。

運動神経がめちゃくちゃな私でも5分で歩けるようになったので、一本歯下駄GETTAを購入して歩けるか不安という方は、多分取り越し苦労に終わると思います。立ち続けるより歩くほうが何倍も楽ですよ!

 

ちょっとだけ走ってみた

歩けるとわかると息子が平気で走り始めたので私もやってみたのですが、とりあえず履いた直後は無理でした。前後左右のバランスが取れません。

一日30分程度で履き始めて三日目に「駆け足程度なら走れるかな?」という感覚が出てきたので、早い人なら履いた直後から、遅くとも数日程度でゆっくり走ることは可能になると思います。

 

飛んでみた

私も息子もジャンプ力が皆無ですが、これだけはどちらかというと私のほうがマシ。ここでようやく大人と子供の差を見せ付けられるかと思いましたが……無理っ!

立ってバランス取れないのにどうやって飛ぶの、という話で、息子はぴょんぴょん跳ねています。 

ジャンプ力以前にジャンプそのものができません。数日経った今でも飛べないので、私には少し難易度が高いかも……。練習します。

 

スクワット

スクワットは一本歯下駄を手に入れたらすぐにでもやってみたいトレーニングでした。これは息子もうまくできず、当然私も上手くできません。

しかしスクワットをしようと腰を落とすとバランスを崩すのに、落ちているものを拾おうとするとスッと身体が沈み込んで立ち上がれるんです。

多分この「ものを拾う動き」こそが重心のブレない人間本来の動きであり、体得したい技の一端なんだと思います。

人間の意識と無意識の違いとか、本来の動きと身体への負担とか。

この一つの動作だけでも、一本歯下駄を使ったトレーニングが怪我の防止に役立ち本来の身体の使い方を会得できるということを実感できました。

 

使ってみた、まとめ

一本歯下駄GETTAは一本の歯で支えられてその上踵が踏めないために非常に難易度が高そうに思えるのですが、歩行する程度ならば簡単です。

そのまま歩行を続けているとじんわりと上半身に汗をかき始めましたので、歩行に足だけではなく全身を使っていることがわかりました。特に背中、肩周りはかなり動くようです。

走る、飛ぶ、止まる、といった動作には少し慣れや鍛錬が必要かもしれません。

まだ一週間も経っていないため、私はなんとなく歩行が楽になったような気がする程度ですが、子供は目に見えて動きが俊敏になりました。

特に一瞬の加速と切り返しが別人のようになってきています。

前後の体重移動が中心かと思いきや、意外と横方向への体重移動にも大きな効果があるようです。

家の中で履いているだけでトレーニングになり、外へも持ち出せて、全然場所を取らない。これほどのトレーニング器具?は中々ないのではないでしょうか。

最初は「また変なものを買って……」という感じだった妻も、今では普通に使用していて、時々息子と取り合いをしています(笑)