KZ ZST 無印vsPro(2世代目?)新旧対決
PROになる前のZSTを持っていて、かなり満足していたのですが。
どうもKZがバージョンアップ(?)を繰り返した結果
- DDが勾玉型から多孔型に変更
- BAもBellsing 30095からKZ 30095に変更
になったそうで……。
それ筐体以外全部違うじゃん!
ZST PROは箱が白です
PROになる前のZSTは黒箱でした。
あと裏面にちゃんと「KZ-ZST Pro」と表記されています。
新旧で音の比較
- バランス 新旧で大きな変化はなし。ドンシャリ気味で派手な音です。
- 高域の質 新>旧 新型のほうがエッジが立って明瞭です
- 中域の質 旧>新 旧型のほうが近くやや滑らか
- 低域の質 新>旧 新型のほうが明らかに締まりがあり中高域を邪魔しない
- 見晴らし 新>旧 低域が覆わない分、新型のほうが明確に優れる
- 音場 新≧旧 明確な差はないが、比較すると新型が若干広く感じる
- 定位 新>旧 新型の低域の締まりが好影響。ぼやけない
- 刺さりのなさ 旧>新 新型は高域が鋭く、女性ボーカルもやや荒れる印象
- 解像感 新>旧 ここでも低域の締まりの影響は大きい。高域もハッキリ出る。
より派手でより解りやすい高音質
全体的にZSTのバランスは保ちながら音の質をES3に寄せた印象です。
個人的にES3が苦手な音なので、旧型のほうが好みでした。具体的に言うと低域は締まりのある新型が好みで、中高域は滑らかさのある旧型のほうが好き。長時間聴いていられるのは旧型。
そうなると「BAがBellsing 30095でDDが多孔のものがベストなのでは」とか思ってしまいますが、単純に低域が軽く覆っていた音が晴れて高域が明瞭になりすぎているのかもしれないので、もしそういう仕様が今後リリースされたとしても(多分されないけど)購入の判断は迷うところです。
しかしZSTの持つ驚異的コスパは全く変わらず、むしろ「解りやすさ」という面では大幅にブラッシュアップされていると言えます。
ただ私の持つ旧ZSTは本当にどうでも良いレベルのやっつけ0円工作で中域が改善しているので、普通の旧ZSTとは少し変わっているかもしれません。
この工作は新型でもできるので、今後新型も同じ状態にすることがあれば追記します。見た目が犠牲になる上にわざわざ記事化するにはあまりにやっつけすぎるので、工作そのものを記事化するかは微妙ですが(´д`)