父親がみる、子供の発熱。対処法。
この間インフルエンザにかかったばかりの長男(小一)が、今度は風邪をひきました。
最近、散々な目に遭っているような気がする、うちの長男。
訳あって今は長男と私の二人暮らしなので、嫌だろうが難しかろうが鬱だろうが私が対処しないといけません。嫌ではない。
とりあえず薬を飲ませる。
早めのパブ○ン的な。
実際に飲ませたのはこれ
あの虫刺されの強い味方、『ムヒ』の子供用風邪薬があるんです。
ムヒっていうブランドだけで凄く効きそうじゃないですか?
でもこれ、実はパッケージがアンパンマン。
アンパンマンは正義です。子供はアンパンマンが大好きなようにプログラミングされているかの如くアンパンマンを好きになります。特に男の子。
おもちゃはアンパンマン、絵本もアンパンマン、テレビもアンパンマン。
そんな状態で家の中がアンパンマンに支配されていき、「またアンパンマンか……」とげんなりするのは日本に暮らす乳幼児の親として通過儀礼のようなもの。
しかし親だってアンパンマンを欲する時があるのです。
子供が嫌いな物に使われてるアンパンマンは全力で利用します。
ああ家の中がアンパンマンで埋まっていく……。
このムヒのこどもかぜ薬(顆粒)は、アセトアミノフェン配合で、解熱だけでなく総合的な風邪症状に効く薬ですので、アンパンマン抜きにしてもオススメです。
一包ずつ小分けできるので、持ち運びにも便利。子供とお出かけする機会があるなら、念のためカバンに一包忍ばせておくといいかも。
1歳~11歳までと対応年齢の範囲が広めなのも、兄弟のいる家庭には好ポイントですね。ただ、ストナデイタイムなどは1歳から大人まで対応できますから、アンパンマン効果がいらなければそっちを常備しておいてもいいかもしれません。
一包はこんな感じ。当然、ここにもアンパンマン。
ストナデイタイム→製品検索 | 薬と健康を見つめる製薬会社 佐藤製薬株式会社
ちなみに通過儀礼を終えると子供がアンパンマンから遠ざかり、次第と世の中の現象を全て妖怪のせいにするようになって、アポーにペンを刺す真似をしたりします。そんな微妙なお年頃になるとテレビのアンパンマンは見なくなってきますが、それでもアンパンマンのパッケージに対する安心感はあるようです。
熱はこまめに測ろう。できれば記録も取ろう。
当然のことですが、でも以外と忘れがちなのが体温測定。
できれば何時に何度の熱があったか記録を取り、グラフにすると良いです。目に見えると理解しやすく、安心感があります。万が一病院へ行くことになった場合にも、有効な情報となるでしょう。
私は38.5℃を境目に病院へ連れて行くか判断しています。今回は38℃ぐらいだったので、家庭薬で様子見。40℃を超えるようなら必ず医者に診てもらった方が良いと思いますが、(私のように)田舎暮らしだと夜間の医療機関がなかったりしますので、そういうときはアセトアミノフェンの座薬を使いましょう。
緊急時に便利なアセトアミノフェンの座薬は常備すべき。
もし常備していなくて、かつ近くに開いているドラッグストアがあるならば、何とかして買いに行くのも手です。
病院の処方であれば量は体重1kg当たり10mgが目安ですが、市販薬の場合は使用量が少なめになっていますので、基本的に市販薬の説明書に従ってください。1時間経過しても熱が下がらないようで、更に子供もぐったりしているなら、できる限り病院へ連れて行きましょう。
あと熱は夕方から夜間が最も高くなりやすいということも、覚えておいて損はありません。
体温計は下から狙って差す。できれば左右両方測る。
服の上側(首元)からだと測定位置のばらつきが激しく、本当は高熱があるのに測定位置がずれたがために平熱の数値が表示されることがよく起こります。
ですので、体温計は下から脇へ確実に差し込みましょう。
また、左右で著しい温度差が出ることもありますので、左右両方の脇を測った方がより良いです。
食事は子供が欲しがるなら、胃に優しい物を。長期間食べられなければ病院へ。
食事は子供が食べられるものをゆっくり与えましょう。できればおかゆ(コンビニ等で売っているレトルトで可)とかが好ましいですが、うちの長男なんかはおかゆ大嫌いなので、味噌汁にご飯を入れておかゆ的な食べ方をしたり、うどん(冷凍で構いません)を食べさせたり、擦ったリンゴをガーゼで搾った汁を飲ませたりしています。
これらは料理が苦手な男親だとしても、それほど難しくはありません。勿論、ゼリーやプリン、ヨーグルトもOK。
油物は避けつつ、レトルトや完成した状態で販売されている物を優先しましょう。茶碗蒸しとかも良いですよ。
ポカリスエットなどは常備しておくと良い。
清涼飲料水については医者によっても意見が割れている印象がありますが(糖分で尿が出なくなるからよくないとか)、栄養補給、水分補給を考えると非常に優秀な飲み物です。ホットポカリにしてもいいですし、保存期間も長いので家の中に一本ストックしておくだけで非常時は助かります。
布団をかけて暑いぐらい暖かくして、大量に汗をかく……は危険行為。
熱は寒気を感じる時に上がり、その時点では適度に布団をかけて暖かくしても構いません。
問題は熱が上がりきり、寒気を感じなくなった時。子供は弱っていて自力で布団から出てくることが困難な可能性も十分にありますから、寒気がなくなったら、もしくは汗をかき始めたら、今度は布団を外して涼しい環境を作ってあげましょう。冷えすぎないよう汗を拭いたりするのも良いです。
間違えて大量に汗をかき続けると脱水症状になってしまい、大変危険です。
薬はアセトアミノフェンが入っているものがオススメ。
以前のインフルエンザの記事にも書きましたが。
アセトアミノフェンはそれなりの効果を持ちつつ、インフルエンザでも使える解熱剤です。
インフルエンザの場合には使用できる解熱剤が限られていて、間違った解熱剤を使うと危険性が増してしまいます。使用する薬は必ず成分表を確認しましょう。
インフルエンザかどうかを家庭で正確に判断することはできませんので、常にその可能性は考慮する必要があります。もしインフルエンザだと感じたら即座に病院へ連れて行きましょう。早ければ早いほど危険性は低くなります。
親が慌てると子供にも動揺が伝わります。
できるだけドンと構えて、この記事だけじゃなく色んな情報からできる限り正しい知識を仕入れて、冷静に対処しましょう。
母親と同じように甘えさせたりすることはできないかもしれませんが、その分、理論的に風邪を攻略するのは父親の方が得意じゃないでしょうか。
「発熱に対する知識は親や祖父母から伝えられて覚えた」という人も多いかと思いますが、これが意外と間違っていることが多かったりします。
どうしても心配な状態であれば、その時は迷いなく医者の診断を受けるしかありません。病院へ行きましょう。
最終的に子供の責任を負うのは親です。