シフォンケーキ型がない時は【ケーキ型】と【紙コップ】を使ってみよう。
私も長男(小一)も朝が苦手で、朝食はかなり軽く済ませています。
主に、菓子パンとか菓子とかシフォンケーキとか。
甘くて簡単に食べられるものが好みです。
でも菓子パンは、添加物を考えると、あまり子供に食べさせたくない。
最近は添加物少なめとか不使用の菓子パンもありますけど、値段が少々高い上に、長男はそんなに好んで食べないので、うちでは
・作れる時 自家製の何か
・作れない時 添加物とか気にせず好きな菓子パン
と割り切っています。
で、最近挑戦しているのが『甘さ控えめのシフォンケーキ』。
軽い食感で、卵も消費できるし、食べ過ぎなければ問題はないはず。
何より、手作りに勝る物はないと私は常々考えている。
シフォンケーキならヨーグルトとかと一緒に食べても良いですしね。
長男もよく食べてくれます。
しかし!
うちにはそもそもシフォンケーキの型がない!
シフォンケーキ型を買うとなると……。
まともなアルミ製のシフォンケーキ型は、買うと2000円前後する上に嵩張るので、置き場所にも困る。積み重ねて収納ができない。
収納に十分な空きスペースがあってお金にも余裕がある人は遠慮なく買えばいいと思うけれど、うちはどちらにも当てはまらない。
これを買うなら、今後定期的にシフォンケーキを作る覚悟がいるだろう。
ケーキを作る覚悟でもなければ、菓子を作る覚悟でもない。求められるのはあくまで、シフォンケーキを作る覚悟だ。
何故ならば、シフォンケーキの型はシフォンケーキ以外には中々適さない。
勿論スポンジケーキもドーナツ型に焼くことはできるけれど、スポンジケーキがドーナツ型である必要に迫られることはそうないだろう。というか今まで生きてきて一度もない。それならば今持っているケーキ型で焼けば良い。
シフォンケーキという特定のものを作る覚悟だから、中々踏み切れないもの。
ケーキ型で作ると、中央が凹む。気分もちょっと凹む。
でもね。ケーキ型でシフォンケーキを作ると、中央がしぼんじゃうんですよ。
それでも美味しいんですけれどね。味が天と地ほど変わるっていうことは多分ないんですけれど、でも「このしぼんだケーキをシフォンケーキと呼んでいいのか?」と、作る度に思うわけです。
ケーキ型の中央に紙コップを置いてみるという選択。
ようやく本題になるけれど
シフォンケーキ型は、普通のケーキ型の中央が煙突のようになっているもので、火の通りが良くなる。
何より、焼き上がり後に生地がしぼむ現象をある程度防ぐことができる。
しかし中央が煙突状である以外に、大きな差はない。
ならば中央の煙突を作ってしまえばいい。というわけだ。
やってみた
中央に置かれているのが紙コップ。
紙コップが浮いたりズレたりしないように、上から小皿?で押さえている。
この時点では全く問題なし。意外と何とかなりそう。
オーブンの中ではこの通り、しっかり膨らんでいる。
焼き上がったら手早く逆さまにする。この工程が普通のケーキ型だとできない。
通常は支えに酒瓶とかワインボトルを使うのだけれど、紙コップの上に置いた小皿がくっついてしまって底が浅くツルツルになってしったため、急遽ベーキングパウダーを支えに使った。
ちなみにこのシフォンケーキを作るに当たってベーキングパウダーそのものは使っていない。
完全に冷め切ってから、上下を元に戻す。
どうですかこの膨らみ。
普段ならケーキ型の中に全て納まっちゃいます。まるでチーズケーキみたいに。
それが紙コップ一つでここまで膨らみを維持できるのだから、効果は抜群にあると言っていいでしょう。
紙コップ一つで相当変わる。
折角なので、紙コップを使わなかった場合の画像も比較用にアップしてビフォーアフターしてみます。
ではどうぞ。
Before
After
紙コップ一つでこの差。
これを使わない手はないですよ!マジで!
ちなみに切るとこんな感じ。
Before
After
型から上にはみ出た部分は切り取ってひっくり返し、下側を平らに。(この写真の上側は焼いてる時の底面です)
シフォンケーキを作る腕はとりあえず横に置いておいて
形状の維持には成功しました。